介護支援専門員ケアマネージャー

最終更新: 2013/05/25 16:10

タグ: 介護保険

介護支援専門員ケアマネージャー

介護支援専門員ケアマネージャーは、介護保険制度のキーマン、中枢としての期待もされ、資格をとろうと思う人も少なくない。義理の姉が取得を目指していたが、介護法で定められて資格だ。
高齢化社会というが、もう「化」をとってストレートに高齢社会と言ってもいいような日本だと思う。その中で介護支援専門員ケアマネージャーは、ケアプラン、介護のプランを作成する。
こうして書いていると、介護支援専門員ケアマネージャーがヒーローか救世主のように見えてくる。だが理想と現実のギャップはかなり大きいのかもしれない。

介護支援専門員ケアマネージャーの現実

くさか里樹のヘルプマンの5巻は、介護支援専門員編だ。5巻6巻7巻と、この介護支援専門員編が続く。
理想と意欲に燃え、介護士経験を積んで、介護支援専門員ケアマネージャーになる。介護士の時代に出会った、介護支援専門員ケアマネージャーはバカばかりと思っており、自分が介護支援専門員ケアマネージャーになって、ここから日本の介護を変えるのだと言う意欲にあふれている。
だが、現実につきあたる。
「多すぎる」
「誰ひとり救えている実感がない」
「何と思われようと仕方がない」
「初めてにしてはよくやった。そうだろ？誰かそうだと言ってくれ」
「ケアマネがバカなわけじゃない、みんなギリギリのところで頑張っている」
「迷ったって答えはない。オレが答えだからだ」
「いい顔ばかりしていたい奴にケアマネは務まらない」
「ケアマネは制度の歯車なんかじゃないんだ」
介護支援専門員ケアマネージャーとサービス提供者との、癒着の話もでる。法令違反、不正などの話題も。
漫画ゆえに、フィクションの部分もあるだろう。しかし、実際に資格を取り消される事業者もあって、全部が全部ありえない話でもないだろう。
介護を必要とする家族、あるいは自分の将来に向き合うために、読んでみる価値は十分にあるだろう。