介護の仕事をしていると
介護の仕事をしていると、医療に携わっているわけではないのですが薬の知識が身につきます。それは何故かというと、高齢者になると大体皆さん同じようなお薬を飲んでいるので、薬の名前を聞くと「あ~その薬ね」っという具合に分かるようになるのです。転職して介護職にきたばかりの頃は、なぜ薬の名前聞いただけで効果までパッと出てくるの?!っとビックリしたものです。
介護の仕事をしていて良く耳にする薬の名前のトップにはワーファリンという薬があります。
皆さんも聞いたことありませんか?
ワーファリンは血液をサラサラにする効果があるお薬です。
循環器系の疾患がある人が良く服用されています。
禁止事項
さて、このワーファリンというお薬ですが実は色々と禁止事項があるので注意が必要です。
まず食べてはいけない食品があります。
例えば納豆とかグレープフルーツとかクロレラですね。
こういった食品を食べてしまうと血液が凝固してしまい、重篤な症状を引き起こしてしまうのです。
特に納豆が大好きという高齢者の方は多いですからねぇ、間違っても食卓に出してはいけません。
血液がサラサラということは、出血すると血が止まりにくい
そしてもう1つ大切な事は怪我をさせないということです。
血液がサラサラということは、出血すると血が止まりにくいんですね。
少しの出血でも、いつまでも血が止まりません。
病院や歯医者などで治療が必要な場合には、必ずワーファリンを服用していることを先生にお伝えくださいね。
また、どこかに軽くぶつけても、すぐ内出血するのでアザが大きく出来やすいのも特徴です。
ですから、移動や移乗などにも大変気を使います。
ご自宅で介護される方は是非お気をつけくださいね。
薬の整理
ところで、高齢者の皆さんは毎日結構な量のお薬を飲んでいます。
ご自宅で介護されている方は、薬の管理が大変なんて嘆いている方も多いのではないでしょうか?
いくつもの病院に通っている方は、薬の整理をしてみるというのも良いかもしれません。
主治医の先生にお薬手帳を見せて相談するのが一番手っ取り早いかも。
同じような効果があるお薬を省いてもらうとか、副作用が生じそうな組み合わせを回避してもらうとか、そういったことが可能です。
またお薬の一本化といって、朝昼晩飲むお薬を1つの袋にまとめて薬局で入れてくれるサービスもありますから是非利用してみてください。
ただし、お薬を作るのに若干時間がかかるのがネックのようですが...。