高齢者の恋愛

くさか里樹のヘルプマンは、雑誌イブニングに掲載されていて、以前からチョコチョコと読んではいた。今回機会があって、現時点での全巻（22巻まで）を購入して読みとおした。介護の問題、高齢者の問題に対して、逃げずに誠実に描いているのだが、「生きる」ということを直視することを迫られるような気がして、なかなか読むにも力がいる漫画だ。けしてあなどれない。
第4巻は、高齢者制問題編として、特別養護老人ホームの男女の関係について、ストレートに描かれる。

昔読んだ何かの小説で、長年連れ添った妻を看取り、その死体に添い寝をする男性の話があった。題名も作者も忘れてしまったが。書きようによってはグロテスクにもなるような事柄だが、強い感動をもたせることもできるだろう。
今回ヘルプマンの4巻を読んで、その時に感じた印象に近いものがあった。

特別養護老人ホームとなると事態は複雑だ。高齢者本人の意志よりも、息子、娘などの意向が優先されることもあるだろう、介護にあたる介護士達や管理者も、管理責任や訴訟リスク、行政の指導を思えば、高齢者自身よりも、家族の意志や書類上の「問題なし」のほうが、気になってしまうのも、現実なんだろうと思う。

ここで管理自身の結論じみたことを書いてもしょうがないだろう。結論なんて百人いれば百種類ありそうだし、まだまだ考えきれていない問題でもある。まあ「生きる」って何？なんてテーマに正解もないわけだしな。最後まで結論がでないだろう。

読んで、自分で考えてもらうのが一番いいように思う

書店で買うのもいいだろうが、ネットでも手に入る。店頭に無い場合もあるだろうし、まとめて買うなら、重くないしｗ
楽天ブックス、アマゾンの両方とも、管理人は利用しているが、どちらもサービスで問題を感じたことはない。

ヘルプマン! 4 価格：540円（税込、送料別）

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管理人は、その時点での最新刊まで含めて、こちらで中古で購入した。送料込で、気持ち安くなる。新品にこだわらないなら検討してもいいだろう。商品はけっこうキレイだった。在庫はまあ、その時次第だが。->まんが全巻　楽天市場店