介護と虐待
老人、高齢者を虐待するニュースを聞くと、なんともやりきれない思いがしていた。やってはならないことだとストレートに思っていた。過去形で書いたが、介護であれなんであれ、虐待は許されないことであるというのは変わらない。
しかし、くさか里樹のヘルプマン3巻を読んで少し考えさせられた。雑誌イブニングに連載されている漫画だが、3巻は、父の介護をする息子が、虐待に至る過程が描かれている。誰も好き好んで親を虐待したいなどとは思わない。しかし一生懸命に介護しようとしていた息子が、徐々に壊れていく。何かを見失っていく。同じ状況に置かれた時、自分は、気が付いたら虐待する側に回っていないという自信が揺らいだ。仮にフィクションではなくこういう状況が現実にあったとしても、この息子を責める資格など、俺にはないと気が付いた。
「介護っていうのは立派な人がするものだと思い込んでいる人が多い」
「愚痴ひとつ言っちゃいけない、本気でそう思って、自分を責めまくっている人がいっぱいいる」
漫画ゆえに最後には、息子も、父も救われる。
頑張りすぎないこと、ひとりだけで抱えこまないこと、気が付いたら虐待していたなどいうことにならないように。介護保険の利用やヘルパー、あるいは相談することは、恥ではない。
しかし、くさか里樹のヘルプマン3巻を読んで少し考えさせられた。雑誌イブニングに連載されている漫画だが、3巻は、父の介護をする息子が、虐待に至る過程が描かれている。誰も好き好んで親を虐待したいなどとは思わない。しかし一生懸命に介護しようとしていた息子が、徐々に壊れていく。何かを見失っていく。同じ状況に置かれた時、自分は、気が付いたら虐待する側に回っていないという自信が揺らいだ。仮にフィクションではなくこういう状況が現実にあったとしても、この息子を責める資格など、俺にはないと気が付いた。
「介護っていうのは立派な人がするものだと思い込んでいる人が多い」
「愚痴ひとつ言っちゃいけない、本気でそう思って、自分を責めまくっている人がいっぱいいる」
漫画ゆえに最後には、息子も、父も救われる。
頑張りすぎないこと、ひとりだけで抱えこまないこと、気が付いたら虐待していたなどいうことにならないように。介護保険の利用やヘルパー、あるいは相談することは、恥ではない。