シルバーライフ まっぷ

認知症の身内

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タグ: 介護 認知症

家内の母が認知症に

家内の母が、認知症になった。90歳を越している。家内の父が存命中は、しっかりしていたのだが、見送ったあとから進んだようだ。「お父さんはまだ帰ってこないの?」家内や、その兄弟が何度か説明はしたようだが、どうにもわからないようだ。
家内の姉が同居して面倒を見ていたのだが、家内の姉にしたって、そろそろシルバー世代。娘の家に同居するという話もあるのだが、母まで(祖母まで)は、なかなか厳しい。そんなおり、老人ホームにぴったり入ることができた。家内の母は、幸いのことに認知症とはいえ、凶暴性はない。暴れたりもしない。何も覚えないし、ふわふわと生きているのだが、素直だ。これなら十分受け入れ可能ですと、入ることができたのだ

ホームへ

家内は、時々、ホーム行く。だが、もうよくわからないようだ。管理人も最初は何回か一緒に行ったのだが、そのうち家内が行かないでくれという。管理人が行っても、まったく誰だかわからないし。自分の親のそういう姿は、見てもらいたくはないのだろう。
家内が行っても、はっきり娘だとはわからないのだが、誰か来てくれたのは嬉しいらしく、家内は帰ってきて、母は幸せそうだったという。
認知症の状態は、様々だと言う。大人しい義母ではあるが、それでも実の娘である家内には、痛々しいとも思えるようだ。ましてや暴れたり、素直でないような状態だったら、どんなに関係者、親類縁者は辛いだろうか。胸が痛い。

できれば、人にかける迷惑は最小限にしたいと思うのだが、こればっかりは自分の意志でどうにもならぬ。生きていく、天寿をちゃんと全うするのも、なかなか力がいることだと思う。