ボランティアと生活
79歳の現役ボランティアを報じるTVのニュースに様々なことを考えさせられてしまった。管理人は、会社の役員を退任した後、働かなくても生活に困らない・・・とまではいってない。ある程度はお金も稼がねばならず、人のためにと、ボランティアだけの毎日には身を投じるわけにはいかない。
それでも、役員をしていたころのような激務を、給与最優先で考えて就業しなければならないほどは逼迫していない。60歳で定年退職をしたら、大学で勉強しなおしたいなぁとかねてから思っていたが、ハードではないが仕事もしており、まだそこまでの時間が作れない。それでも通信制の大学である放送大学での勉強をはじめた。行き先は見えないが、その学びの先に、何か社会に役立つことがあるのではないかと思っている。
人はパンのみに
人はパンのみに生きるにあらず。聖書、キリストの言葉だ。管理人はクリスチャンではなくwパンは自分で稼ぐ努力は、まず自分でしようと思う不信心者ではあるが、パンを得た後ならば、「パンのみに生きるに非ず」は、心に沁みる至言じゃないか思う。
パンの無い間、パンに不安のある間、まずは食べることが先だろうと働くことは、管理人は、現在の社会であれば当然のことじゃないかと思うし、現役世代は、殆どの人がそうしているだろう。勿論、「働く意思と能力があっても仕事がない」という状態の人を責めるつもりはない。
「働いたら負けかな」という人には、管理人には、当てはめるモノサシを持っていない。
お金だけを追いかけなくて良くなった時
死ぬまで稼ごう、パンの次は、ワインとチーズとステーキだと走り続ける人もいると思う。けどなぁ・・墓まではもっていけないしなw
79歳の現役ボランティアを報じるTVのニュースは、忙しい時間に流してみていたので、詳しいことを知ろうと検索してみた。
が、なんか、それよりも、もっとすごいのを見つけてしまった。
国のサイト go.jpドメインで、高齢社会対策のサイトがあって、エイジレス・ライフの実践者、平成23年度に表彰され人達の概要があった。
リンクを貼っておくから興味があればみて欲しいのだが、幾人かピックアップしてみると98歳(!) で、陶芸・墨絵・川柳・ゲートボール・パークゴルフなどをする北海道の女性、90歳で老人会長、ボランティアグループの会長、高齢者施設の訪問を実践する男性。65歳で国内大会のフルマラソンを完走、73歳で点訳ボランティアの講師、ふるさとの歴史をまとめる85歳、70歳でハーモニカをはじめ、78歳の現在は教室を主宰、老人福祉施設で歌の指導や伴奏のボランティア。退職後、中高齢者を主体とした合唱団を組織して指揮指導し、メンバーの生涯学習を支援する75歳。
なんというか、こういうのを見ていると、人間の生きがいとか、尊厳ある死とか、シルバーライフの有り方とか。お金を稼ぐことは必要なことだが、人生それだけじゃないよなぁとつくづく思われる。