シルバーライフ まっぷ

介護予防と介護保険

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タグ: 介護 保険 税金

2006年4月から

2006年3月まで、介護保険上の利用者の分類は、要支援と要介護1-5だった。要支援者も含め介護支援専門員、つまりケアマネージャーの管轄で介護給付を受けることができた。。
介護保険制度がスタートして6年目の2006年4月。介護保険制度が大きく変わった。介護給付と予防給付の区分けだ。
この改正によって、従来の要支援と要介護1の人は、要支援1、要支援2になり、介護給付ではなく、予防給付となった。さらに要支援の予防給付は原則ケアマネの管轄外となった。もっとも管轄する保健師からの依頼があればケアマネ1名につき8名まではプランの代行が許されている。
この切り替えには、様々な批判もあり意見もあったようだ。
当時の介護業界にしてみれば、顧客の40%を失ったということだが、国の財政から言えば、介護保険の支出を抑えることになる。一方利用していた高齢者にしてみれば、必要としているサービスを介護保険の範囲で受けることができないということも懸念された。

くさか里樹のヘルプマン 7巻

イブニングに連載されている漫画、くさか里樹のヘルプマンの7巻では、介護予防制度にゆれる業界、ケアマネージャー、高齢者が描かれる。
さらに介護保険制度の不備、矛盾に、違法を承知でプランにし、役所の承認を得ていると偽り、違法なサービス提供をさせ、報告書類をごまかすケアマネージャーなどが出てくる。
勿論、漫画の話だ。だが、自分たちの利益のためではなく、利用者のために違法行為でも行いたい、やりたいと思う介護現場の人たちは多いんじゃないかと思う。

「役人というのは個人的に判断を下す権限はないんだよ」

国の制度や指針は、多くの場合、不備であったり、不足であったりするものだ。それは高齢者介護だけの問題ではないだろう。だがどんな社会問題でも、諦めずに向き合っていくしかないんだと思う。

高齢者の介護サービスは、自分の親や家族、そして将来の自分が利用する可能性のあるサービスだ。利用しないですむシルバーライフが過ごせれば、それはそれでいいのだろうが、こればかりは人智を越えて、神様とか運命とかの世界でもあろう。
知っておくことは、大事だろうと思うし、老後、介護について考える時、少し大袈裟に言えば、「生きる」ってなんだっけ?を考えることになるだろうと思う。

購入に関する情報

さて、7巻だが、ケアマネージャーの奮闘を描く介護支援専門員編として、5、6、7巻と続いてワンセットだ。7巻だけを購入すると何とも中途半端というか、物足りないことになるのは間違いないw この3冊は、同時購入を強くお勧めする。





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学生時代に古本屋にずいぶん世話になった管理人は、その時点での最新刊まで含めて、こちらのショップで中古で購入した。送料込で、少しは安くなる。新品にこだわらないなら検討してもいいだろう。管理人の場合だが、商品はけっこうキレイだった。在庫はその時次第だ。