どこで死ぬか
終の住処をどうするか。シルバーライフを考える世代になると、そんなことも意識するだろう。老朽マンションの建て替えについて気になるニュースを目にした。
老朽マンションの建て替え
ニュースは、老朽マンションの建て替えについての規制緩和だ。
共同の所有であるマンションの土地は、なかなかまとめての建て替えや、売却が難しい。それを8割の合意でできるように、そして建て替えの場合の公的な資金援助を行おうという案が出されている。
年金でつつましく暮らしていたら
しかし、入居者の中に、若いときにローンを組んで返済も終わり、年金以外の収入の見込みのない単身となると、建て替えのための資金の供出はかなり難しいだろう。
売却して、持分相当の現金を得たとしても、老人ひとりだと住居を借りることも難しくなっているのが現実だ。
景気のため、不動産市場のためには、いいアイデアなんだろうが、犠牲になる人が出ないことを祈りたい。