シルバーライフ まっぷ

季節、歳時記と年齢

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歳時記と子供時代

子供のころは、正月なんてのは、お年玉だけが目当てだった。お節料理も別に好きなものはないし、雑煮などの餅にしても、食べる気になれば一年中食べられた。
家は自営業で商売をしていたので年末は小学生でも手伝いに駆り出された。お年玉は、そのバイト料もコミだぞと言われ、おそらく同世代のお年玉としては、ずいぶん大目にもらっていたと思う。
節分の豆まき、雛祭り、花見、端午の節句。季節の様々な行事も、それなりに行う家庭ではあったけれども、関心のない、一言でいえば、可愛くないガキであった。
少し長じて高校生などになると、そんなものには興味はまったくない。気持ちの方向は違うほうに行く。春の花、秋の紅葉、そんなものに関心はない。まあ、月見を静かに楽しむ男子高校生がいたら、それはかなり珍しい存在だろうとは思う。

季節の変化

霜が降りた、吐く息が白い。そらから白いものがチラチラと舞ってくる。抜けるような青空、クッキリと見える景色。
正月にあわせた慣習を、ささやかでもそれらしく設え、季節の風景、情景の有り様に気が付き、時の流れを意識する。
いつの頃だろうか。ナリフリ構わずガシガシと仕事をし、お金を稼ぐことに燃え、それだけが全てだった時期から、挫折や環境の変化で、目が変わったようにも思う。

年齢を重ねることで

年を重ねたからこそ、わかったこと、感じることが増えたようにも思う。勿論、10代や20代の新鮮な感性は、今の俺にはない。失ってしまっているもののひとつだ。
だが一生懸命生きていれば、50代、60代、70代と、年齢を重ねることによって、初めて見えてくるものも多くあるに違いない。

シルバー世代、アンチエイジング、熟年。いろいろな言い方はされているけれども、それが楽しく意義あるものであるかは、心の持ち方じゃないかと思うのだ。