介護老人保健施設

介護老人保健施設は、一度入居はするが、居宅、在宅での生活への復帰をめざす施設であることが一番の特徴と言えるだろう。介護老人保健施設では、サービス計画に基づいて、看護や医学的な管理をしつつ、介護、機能訓練などのサービスを利用し、とにかく復帰を目指すことになる。

介護老人保健施設を利用できるのは、要介護１以上だ。入所する必要性が高いと考えられる人から優先して入所することになっている。
介護老人保健施設の利用料金、つまり利用者が負担のは、介護保険の一割負担で居住費と食費になる。居住費・食費の額は、介護老人保健施設によって異なる。所得が低ければ、自己負担の限度額が設定されているから、とにかく相談しよう。もし希望すれば、特別室の料金、また日用品の手配などもしてくれるが、それらの費用は、別に負担することになる。
介護老人保健施設を設置しているのは、地方公共団体、医療法人、社会福祉法人が原則だ。その他法令で指定された団体が設置、運営しているケースもある。